僕は大学時代、正確に言うと、大学卒業直後でクイーンズランド大学院入学前のフリーター時代、名古屋の栄にあるNHKビルの地下2階にある「銀座ライオン」というビアレストランでキッチンハンド(厨房)のバイトをしていました。 このバイトは、僕が料理を好きになったきっかけの一つです。 南山大学卒業後の1999年4月位から、クイーンズランド大学院の入学が決まった2000年1月頃まで、結構長い間、ここでバイトしてました。
ここのバイトは最高だったな。 オフィスに一日中座っているのではなく、厨房に立って、せっせと手を動かす。 厨房の中を一日中歩きまわる仕事だからね。 ランチラッシュ(混むとき)はすごく忙しく、それ以外の時間は夜のメニューや次の日のランチメニューの仕込みをしていました。 ランチラッシュが過ぎ去ったあとは、お楽しみの「まかない」‐昼ごはんです ;)。 ある日、「まかない」はとんかつだったんだけど、とんかつソースで食べてて、「お腹いっぱいでもう食べれません」ってマスターに言ったら、「しょうゆをかけて食べたら、もっと食べれるぞ」って言われて、初めてとんかつにしょうゆをかけて食べたんだ。 この日以来、僕はとんかつはしょうゆで食べます。 邪道だって言う人もいるけど、しょうゆの方があっさりして美味しいんだよね。 浜勝とかにいっても、「とんかつソースは別にしてください」ってリクエストして、僕はしょうゆをかけて食べてます。 さて、話はそれたけど、ここで何といっても最高だったのが、マスター(シェフのボスね)がジャズ好きだったこと。
仕事中はずっとジャズを聴いて、ダブルベースやドラムのリズムに足を動かしながら仕事をしてた。 こんな幸せな仕事、またやりたいな。
マスターから紹介してもらったのはジャズオルガン奏者のジミースミス。 もうバイトをしていたのは10年くらい前のこと(光陰矢のごとし!)だから、実際に銀座ライオンの厨房でどのアルバムを聴いていたか覚えてないんだけど、なんとなくジャズオルガンの音色が懐かしくなって、昨日ジミースミスのアルバムを3つ、iTuneで買いました。 (そういえば、キースジャレットも、マスターのCDを聴いて好きになったなぁ)。 で、買ったのは以下。
ジミースミスのスタンダード。 スタンダードナンバーをカバーしてます。
ホームクッキン。 家で料理してるってことかな。 乗りのいい曲が多いよ。
オルガングラインダースイング。 スイングジャズみたいに、聞いてるだけで体がリズムに合わせて動き出すような曲が多いです。 あの時聞いていたCDのジャケットは赤っぽい色だったから、スタンダードかオルガングラインダースイングあたりだったのかもな。
僕はやっぱり、こういう昔の音楽が好きだなぁ。 僕が生まれる前に録音されてるけど、曲は年を取らないよね。 龍坊も今度「ロンド」に行ったら、ジミースミスを指名してみては?
昔の曲、というので、「演歌」や「落語」も好きなのかもな。 でも、ジャズは「トリオ」でよく聴いていた(って、子供の僕があそこにお酒を飲みに行ったわけではないけど)し、長崎ちゃんぽんと同じで、子供のときから一番好きだな。
今はバックグラウンドでジミースミスのスタンダードが流れています。 ちょうど、オルガングラインダースミスに変わったので、乗ってきました ;) でも、もう午後10時半だから、シャワーを浴びて、寝る準備をしないと。 今週末は温泉に行って、体の疲れをほぐす予定 ;)
最近のコメント